2017年2月28日火曜日

小田原寺子屋スクール 第八期生徒募集

 みなさんは、どんな夢や希望を持っていますか。将来、どんな人になりたいですか。あなたの夢や希望をかなえるために、学校や学習塾の授業、スポーツクラブでは学ぶことができない大切なことがあります。小田原寺子屋スクールでは、様々な世界で活躍されている先生方からその大切なこととは?について教えていただきます。また、先生方がみなさんと同じ年の頃にどんなことを考え、なぜその道に進もうと思ったのか、どんなことを実行されてきたのかなど、貴重なお話を聴くことができます。
 これまでに、新聞記者、オリンピックの金メダリスト、宇宙の超新星を研究する博士、作家、女優、アナウンサー、画家、実業家、・・・と、多くの先生方に授業をしていただいています。みなさんも月に一度、小田原寺子屋スクールで一緒に学びませんか。
◆受講料:無料

お申込みはこちら↓
上記にアクセスできない場合は、氏名(フリガナ)、学年、住所、保護者氏名、連絡先(電話番号)を記載の上、下記メールアドレスへお送りください。
問い合わせ先 070-3525-1058 寺子屋スクール事務局(川口)


第八期(平成29年4月~平成30年3月)講義予定
◆第1時限 10:00~10:45
 元朝日新聞天声人語コラムニストの栗田亘先生に漢文や物語を解説して頂き、先人の教えを学びます。

◆第2時限 11:00~12:00
 各界で活躍されている先生方に「私の仕事・生き方・みなさんへの期待」などをお話し頂きます。

《平成29年》
 4月 9日 窪田哲夫先生  拓殖大学客員教授
        「日本人の心、佐藤一斎『言志四録』(大切な言葉)」
 5月14日 加藤憲一先生  小田原市長
        「命を守り育てる地域自給圏」
 6月11日 牧野義司先生  メディアオフィス時代刺激人代表(毎日新聞・ロイター通信OB)

        「混迷の時代にはジャーナリストが面白い」
 6月25日 公開講座 13時開場 13時半開演 小田原市生涯学習センターけやき(小田原市役所横)
       栗田亘先生    元朝日新聞天声人語コラムニスト
        「国語辞典を引く。国語辞典を読む」
       森武生先生   都立駒込病院名誉院長
        「どうして医者になったの? -世界に冠たる外科医になる 初心を貫いた医師の話-」
       小松由佳先生  フォトグラファー
        「K2への登頂 -情熱が可能性を生み出す-」
 7月 9日 鈴木洋嗣先生  文芸春秋社編集局長
        「『週刊文春』の出来るまで」                       
 8月27日 (小田原市尊徳記念館見学)
 9月10日 小松由佳先生  フォトグラファー
        「難民として今を生きる -ふるさとを失ったシリア難民-」
10月 9日 露木伸宏先生  運輸施設整備支援機構理事 小田原出身
体育の日  「わが国の海 知る 守る 広げる」(注目を浴びる海上保安庁の話)
11月12日 田中和雄先生  出版社童話屋代表
        「子どものころから本屋になりたかった」
12月17日 朝比奈豊先生  毎日新聞会長
第3日曜  「新聞論」
《平成30年》
 1月14日 柴田秋雄先生  元JR連合事務局長
        「より幸せな従業員をつくる」
 2月11日 向江隆文先生  元NHK沖縄放送局長
        「沖縄の歴史から “ぬちどうたから”(命が宝)と“ちむくぐる”(肝心)」
 3月11日 伏見勝先生    元報知新聞社長
        「強い大人になる -そのための読書・・・-」

2017年2月26日日曜日

小田原寺子屋スクール 仮認定のお知らせ

 小田原寺子屋スクールは、平成28年11月30日に仮認定NPO法人として登録されました。仮認定NPO法人とは、NPO法人の設立の日から5年経過しないもののうち、その運営組織及び事業活動が適正であって特定非営利活動の健全な発展の基盤を有し公益の増進に資すると見込まれるものとして、所轄庁の仮認定を受けたものをいいます(神奈川県ホームページより)。仮認定されましたので、確定申告時、寄付金の税控除申請が出来る様になりました。今後とも本活動へのご支援の程、宜しくお願い申し上げます。

内閣府NPOホームページ
https://www.npo-homepage.go.jp/about/houjin-info/shokatsunintei-meibo/pref-kanagawa

2017年2月16日木曜日

小田原寺子屋スクール 平成29年2月度の授業

平成29年2月12日(日)に2月度の授業を行いました。

【第一時限】 栗田亘先生

 授業の前半で「儒教」、「孔孟」、『論語』、『孟子』について解説して頂きました。「儒教」は孔子の教えを基礎にした政治・道徳の学問のことで、「教」という字が付いていますが宗教ではありません。「孔孟」は孔子と孟子の2人をまとめた呼び名です。『論語』は孔子の言葉や行い、孔子と弟子との対話をまとめたもの、『孟子』は孟子の言葉や行い、孟子と弟子との対話をまとめたもので、どちらも儒教を学ぶ上での聖典とされています。
 今月は、孟子に関係のある「孟母三遷の教え」という言葉を学びました。孟子の母は、わが子(孟子)の教育のために三回引っ越しをした、子どもを教育するには周囲の環境が大切だという教訓です。「遷」という字は、よそへ移るという意味です。孔子や孟子の言葉から、教訓や文字について多くを学ぶことができますが、その教えをそのまま鵜呑みにするのではなく、本当にそうだろうか?と疑問を投げかけてみると、考えや理解をさらに深めることができることを教えていただきました。

【第二時限】 山口憲明先生(前コナミ副社長)

 山口先生は、大学卒業後28年間、銀行に勤められた後、50歳の時に転職され、その後22年間ゲームソフトの会社「コナミ」で活躍されました。転職はまさに人生の転機で、どうしようかと迷われたそうですが、やるか、やらないかを迷った時には、やることを決断する方が良いというのが先生の教えです。また、人生には楽しい時ばかりでなく、つらい時もありますが、そんな時には趣味が役に立つこと、自分の好きな事をやると良いということも教えていただきました。趣味は、友達を増やし人生を豊かにします。
 授業の後半では、ご自身のメキシコ、カナダ、タイでの海外生活経験から、子どもたちに海外へ行くことのススメ、英語以外にもう一つ語学を身に付けることのススメと、外国人に通じる英語を話せるようになるには、sとth、l(エル)とr、bとvを使い分けることがポイントであることを説いていただきました。授業の最後に、趣味で続けられている南米の楽器ケーナで「コンドルは飛んでいく」を演奏され、また、スペインの歌「グラナダ」で迫力のある歌声を聴かせて頂きました。


 次回、平成29年3月度の授業は、3月12日(日)を予定しています。第一時限は栗田亘先生、第二時限は藤原勇彦先生(ジャーナリスト・元朝日新聞記者)をお招きします。藤原先生の講義タイトルは、「森って何だろう-人間の個性と文化の母-」で、森と人間との関係についてのお話です。