2015年10月15日木曜日

小田原寺子屋スクール 平成27年10月度の授業

平成27年10月11日(日)に10月度の授業を行いました。

【第一時限】栗田亘先生

 今月は、戦争に関する漢文を二つ学びました。
  大軍の後には、必ず凶年有らん -『老子』から
  春秋に義戦なし        -『孟子』から
 戦争が絶えなかった春秋戦国時代に居た、といわれている思想家「老子」と戦国時代の思想家「孟子」について解説していただきました。また、昨今のシリア内戦で、トルコへ脱出しようとした難民の子どもが海で犠牲になったことやハンガリーで女性カメラマンが難民の足を引っ掛けて転ばせた事件の写真と日本ではわからない現地の詳細な地図を使い、ヨーロッパや中東の複雑な事情、また、老子や孟子の教えが現代にも生きていることをお話しいただきました。

【第二時限】伏見勝先生(元報知新聞社長)

 伏見先生は、昭和40年頃から約11年間、警視庁の記者クラブで活躍されました。
 近年、実際には減少している凶悪事件が人々に増えていると思われがちな背景には、テレビの報道取材ネットワークの充実による映像報道などの影響が考えられること、報道協定が生まれた背景と誘拐事件、報道のあり方などについて、解説していただきました。